「心のトレーニングーマインドフルネスを日常生活に取り入れる」
慶應義塾の広報誌『塾』(Autumn 2015 No.288, p.19)に、マインドフルネスの医学的な効果に関するエッセイが掲載されていましたので、ここでご紹介します。
「心のトレーニングーマインドフルネスを日常生活に取り入れる」というタイトルで、慶應義塾大学看護医療学部の朴順禮先生の書かれた記事です。
「近年、マインドフルネス瞑想の訓練を続けると、前頭前皮質や島皮質の脳組織の体積が大きくなることが明らかになりました。また、うつや不安、不眠の改善、ストレスの低下、免疫力や仕事のパフォーマンスの向上など、多くの効果が分かってきました。かん患者さんの心のケアとしても注目されているます。」
と、マインドフルネスの豊かな効果が紹介されています。
できるだけ毎日、でも無理せず、腹八分目くらいで取り組んでいくのが、続けるコツではないかと思います。
マインドフルネスは、一部の病院や小中学校、さらには刑務所などでもすでに取り入れられていますが、これからもっといろいろな場所や場面で行われることになると思います。
北米では公立学校でマインドフルネス学校があるくらいです。
日本でも今後、心身の健康にとっても効果のある、マインドフルネスがもっと広がっていったらいいと思います。